Dota2を4000時間プレイした私がLoLを触って感じた「違い」

2017/05/07

(更新日:2025/08/05

Dota2を4000時間プレイした私がLoLを触って感じた「違い」

Dota2を4000時間以上プレイを超えました。

LOLとDota2、どちらもMOBAの代表作ですが、そのゲームデザインには意外なほど違いがあります。

この記事では、実際に両方のゲームを遊んできた立場から、それぞれの特徴と違いを主観で整理してみます。

Dota2は「自由と混沌」、LoLは「秩序と管理」

最も大きな違いを感じたのは、ゲーム進行の自由度とアイテム性です。

Dota2(Valve):プレイヤーに委ねられた自由な戦略

  • 自由度の高い設計
    • 試合の進め方に“正解”がなく、常に戦況に応じた判断が求められる
  • Twin Gate(転送門)など、戦闘を促すマップ構造
    • セーフレーンとオフレーンがつながることで、レーン戦から常に小競り合いが発生しやすい
  • 対象指定スキルが多く、操作が比較的シンプル
    • 誰でも扱いやすく、集団戦での判断が重要
  • アクティブアイテムが豊富
    • 使用タイミングや組み合わせで試合が一気に動く
    • まるで「もう1スキルある」ようなプレイ感が特徴で、キャラによってはフルビルドでアクティブアイテムが4つとかになる事も

LoL(Riot Games):構築的なゲーム進行と精密な操作

  • ゲーム進行が“線路型”
    • ドラゴン、タワー、バロンなどのオブジェクトを順に管理して制圧していく設計
  • ミクロ重視
    • 格ゲーに近い操作精度と反応速度が求められると感じる(特にファイターなど)
  • 序盤から役割が明確
    • ジャングルルート、ローテーション、視界の管理など、定石に沿った動きが重要
  • アイテムは主にステータス+パッシブ効果
    • ゲームを根本から変えるようなアイテムは少なめだが、構成の完成度が問われる

レーン戦の性質:Dota2は全体戦、LoLは個人戦から始まる

Dota2:序盤から全員参加型の戦場

  • タウンポータル(TP)で即時支援が可能
  • レーンを越えた戦闘が早い段階で頻発する
  • 劣勢の味方を助ける手段が豊富で、試合展開の流動性が高い

LoL:まずは個人技で主導権を取る

  • レーン間の移動が制限され、1v1のやり取りが主体
  • Gankや視界管理は重要だが、序盤は各レーンの実力差が試合展開に直結
  • 中盤以降は集団戦にシフトするが、序盤の成績が大きく影響する

プロシーン比較:Dota2は「魅せる」、LoLは「完成された構築」

Dota2:即興性とスーパープレイが光る

  • 全員がBlinkアイテムを持ち、反応速度と読み合いが勝負を分ける
  • 自由度が高いため、プレイヤーの個性がプレイに直結
  • 試合展開に緩急があり、観戦向きのダイナミズムがある

LoL:緻密な連携と戦略で魅せる

  • 構成・視界・ローテーションなど、高い完成度の戦略合戦
  • 派手さよりも、精度やチームとしての完成度に注目が集まる

例えるなら、Dota2はサッカーのように1プレーで試合を変えるゲーム
LoLはバスケのように連続したプレイで点を積み上げていくゲーム性と感じました。

MOBA初心者にはどちらがおすすめか?

今であれば圧倒的にLoLがおすすめ。なぜなら日本でもそれなりにプレイ人口がいるし、世界的にもプレイ人口にはかなり差がある。
やはりオンラインゲームは人口が全てだと思います。

一方、Dota2は日本では人が少ないことが一番のネックですが、全キャラ無料で使えて、デュオレーンがトップとボットの2つあるため、友達と始めるならdota2のほうがやりやすい。

LOLをやっている人に説明するなら、ガレンとレンガーのデュオレーンとか行っても文句言われないのがDota2です。

ノーマルマッチとかであれば、友達と好きなキャラでレーン行って楽しめるのは、LOLでは絶対に味わえない楽しさ。

総評:体験の質がまったく異なる2つのMOBA

項目 Dota2 LoL
ゲーム性 混沌・自由・即興性 管理・計画・構築性
アイテム性質 アクティブ重視、逆転要素大 パッシブ中心、積み上げ型
レーン展開 全体支援・早期戦闘 個人技から中盤集団戦へ
観戦 スーパープレイが目立つ チーム戦略の完成度

どちらも優れたMOBA作品であり、それぞれに魅力があります。
大切なのは、自分がどんなプレイスタイル・価値観を楽しみたいか、という点です。

ちなみにLOLでスーパープレイが無いわけではなく、dota2の方がスキルが派手で分かりやすいというだけです。

おわりに

Dota2ばかりプレイしてきた私にとって、LoLは新鮮で面白いゲームでした。
ただ、思った以上にゲーム性が違うと感じました。

この記事を書いて整理していて思ったのは、Dota2はRTSっぽさがあるかなと思います。
キャラ操作のミクロが薄いが、複数キャラや複数イリュージョンなどを複数キャラの操作することもあったり。

他にもプレイ人口は10倍ぐらいLOLの方が多いのですが、Twichの視聴者数などは2〜3倍ぐらいしか差がありません。

Dota2はRTS文化からの流れの、視聴するほうが楽しいユーザーが多いのかなと思います。

でもやっぱりDota2の日本の人口はもう少し増えて欲しいですね。。